
~星の誕生、使命の始まり~
この世界は、2000年前に創造神アムテオスによって生み出されたと言われている。
アムテオスはまず宇宙を生み出し、幾千億もの星を生み出し、最後にエスト・プラネタと呼ばれる星を生み出した。
アムテオスはこのエスト・プラネタを自らの拠り所とし、まず精霊界とそれを統べる大精霊を生み出した。
次に大精霊がエスト・プラネタの核のエネルギーを用いて中精霊と小精霊を生み出し、
小・中精霊たちによってエスト・プラネタに大地と自然がもたらされた。
そして核から人間や動物、魔物が生まれた。
アムテオスはさらにマナの進化の概念を生み出し、精霊を含め生命の営みを見つめることにした。
アムテオスの箱庭「エスト・プラネタ」の誕生である。
人々は自他の命を消費しながら、時に精霊の力を借りながら、必死に生き物語を紡ぐ。
やがて歴史が積み上げられつつあった頃、アムテオスは人々にエスト・プラネタの命を預けることにした。
それが人々への試練であり、「星の子」の使命の始まりである。
(人間たちのエスト・プラネタに関する知識)
2000年以上前に誕生したことは研究によって解明済み。アムテオスや精霊については古代人の遺物から情報を得た。精霊に関しては研究で実証に成功、一方創造神アムテオスについては遺物を参考にするまでにしか至らず、現在でも生物のルーツと合わせてメジャーな研究テーマとされている。
~世界事情~
現在はケントルム・ルス・ルーチェ・スイニエークの3国は友好関係にあるが、カリエンテとはどこの国も通商関係すら持たない。特にスイニエークとカリエンテの関係は最悪でかなりこじれている。
カリエンテ以外の3国もはじめから仲が良かったわけではなく、過去に世界的な大きな戦争があり、その当時はケントルムがルス・ルーチェといち早く手を結び、2国を制したことで戦火を収めた。スイニエークは降伏したが、カリエンテは最後まで攻撃の手を止めることはなく、最終的にはルス・ルーチェの軍によって強制的に取り押さえられた。この戦争での選択も大きく関わり、カリエンテ人には厳しいまなざしが向けられるようになった。結果的に敗戦国となり、カリエンテ人自身らも他国への憎しみやコンプレックスを抱くようになってしまった。
スイニエークは停戦状態にはあるが完全に争いを放棄したわけではない。ルス・ルーチェは各国との友好を図りながらもやはり戦争とあらば迅速に動ける体制を保っている。ケントルムは唯一中立を宣言し、争いを放棄する流れになっている。(自国を守る軍体制は保ったまま)
(カリエンテとスィニエークの不仲の理由)
元々は大戦争よりも昔、スイニエークがカリエンテを支配していたことが大きい。
国が出来始めた頃はどの国も友好関係にはなく(敵対というよりはお互いの様子を窺っていた感じ)、やがて緊張状態に業を煮やしたスイニエークは土地を広げより優位に立つためカリエンテを手に入れ、ルス・ルーチェを挟撃する作戦に出た。
結果的には、スイニエークとカリエンテの気温差が激しすぎたため、スイニエーク人には過ごしにくく長居ができなかったなどの理由(まだお互いの国の情報などが手に入らなかった時代)からカリエンテの地が戦争に利用されることはなかった。しかし食糧生産や労働など植民地としての利用や土地整備は少しずつ行われていった。カリエンテ人への差別もあったようだ)
このスイニエークの作戦実行にあたり、ルス・ルーチェとケントルムのスイニエーク(植民地となったケントルムも同様)を危険視する動きはより強まった。
(大戦争のきっかけと流れ)
ケントルムの呼びかけによりスイニエークから解放されたカリエンテだったが、憎しみは消えることなく残り徐々に増大した。やがて支配時代の長から世代交代した新たな長は優れた頭脳で他の3国の関係を乱した。まずはケントルムとルス・ルーチェの2国に互いへの敵対心や疑念を持たせるため秘密裏の作戦が執行された。(スパイや風評などを利用)
長い時間をかけ、2国の友好関係の解除を成功させた。情報伝達技術がまったく発達していなかった時代であったため、誤解は簡単には解けそうになかった。
スイニエークはこの2国の関係悪化をチャンスと捉え戦争へと自ら乗り出した。始めに狙ったのはケントルムであった。ケントルムは中立を唱えていたことから軍事力は当時現在ほどの安定性はなく脆いものだったからである。
スイニエークの特攻によりルス・ルーチェもここぞとばかりにケントルムへ集中攻撃を開始する。カリエンテはこの隙を突き、軍を二分してスイニエーク、ルス・ルーチェを攻撃した。
しかしカリエンテの長も作戦の執行に時間がかかり、老衰で政治の場を退くことになった。意志を継いだ者はいたが、先代ほどの頭脳やカリスマ性を持ち得ず、カリエンテは少しずつ疲弊していった。
また最終的にケントルムとルス・ルーチェの2国の関係改善に一役買ったのは、ブリュノール社社長の先祖にあたる1人の男の通信機の発明だった。戦争により疲弊した国の状態を重く見たケントルム王はルス・ルーチェにこの通信機を送り、話し合いの機会を設けることに成功。誤解は晴れ、2国は再び手を取り合い、戦争の収束へと踏み出した。
これにより戦況は一転、カリエンテからのダメージもあったスイニエークは民への負担を考え降伏。カリエンテは最後まで抵抗したが、ルス・ルーチェの軍に取り押さえられ強制敗北となった。