

■これまでの人生
メーディスの花屋の両親のもとに誕生。たっぷりの愛情を受け、たくさんの幼なじみとの交流もあり、おっとりしつつも明るく人懐っこい少女に成長。ふわふわとかわいらしい雰囲気から周囲を和ませてきた。昔も今も女の子らしい遊びを好んでいるが、幼い頃はカルヴァート家の子供たちやルディとも元気に遊びまわり、毎日のようにルディ・キア・シャリオの3人が揃っていた。特にルディは自分とまったくタイプの違う少年だったが、だからこそ彼女にとっては新鮮で存在感も大きかった。そんな彼のことをシャリオは面白がり、同時に頼もしく思っていた。後述の通りルディとは成長するにつれ会う機会が減っていったが、生まれたときからずっと一緒に育ってきた彼のことはキアたち同様年の離れた兄のように慕い続けていた。
6歳のとき、そんなシャリオのもとに呼び声が届き、星の子となった。普通の子と同じく学校に通いながら同時に星の子の使命とそれを果たすまでのための護身術や戦い方、魔法の扱い方なども学び始め、次第に幼いながらも星の子になったことによる周囲の接し方の変化を感じ取り、シャリオは責任の重さと期待の大きさを自覚するようになる。それでも持ち前のやさしさと他を思いやる心から少しずつ覚悟を固めていき、町で過ごせる日々を噛み締めるように過ごした。星の子になったことでどうしても子供たちや心ない者からは好奇の目を向けられることもあったようだが、知ってか知らずかシャリオは変わらず笑顔を貫いてきたのだった。ちなみにエレナとは政府の手助けもあり互いの居場所を知ることができ、文通を始めることになった。この文通は出立の直前まで続くこととなる。
そして16歳のある日呼び声が届いてすぐ出立の支度を始める。彼女の家族の心境としては大切な一人娘を危険の伴う旅に出させることはただただ不安でしかなかったが、彼女の真摯な瞳や覚悟を語った言葉は、家族らに笑顔で送り出すことを決断させた。もちろんシャリオ自身も皆との別れは辛かったが、それでも「世界を救うことで大切な人たちの未来を守りたい」という気持ちもまた本物で、それを原動力として自らを奮い立たせていた。
学校では手芸部に所属。成績もいい方で優等生だった。なお、性格は小さな頃と比べてもあまり変わっていない模様。幼馴染の男の子たちともよく遊んでいたため見た目以上にスタミナはあるが運動はそれほど得意ではない。そのため戦闘スタイルも補助役、後衛に回ることを選んだ。
■現在
カルヴァート家とは生まれる前からの変わらぬ付き合いで関係が続いていたが、ルディとは多少疎遠であった。しかし出立の呼び声が届き物思いにふけっていた夜に、シャリオは帰宅途中のルディとばったり会い、久方ぶりに言葉を交わす。ルディに旅への同行を要請したのはこのときだった。星の子の使命に真っ直ぐ向き合っているつもりでも、やはり寂しさは隠し切れなかったのかもしれない。また昔のように三人で笑い合える……ルディの動機には下心があったが、シャリオにとってはキアとルディの存在は非常に大きな支えとなるのだった。
こうしてシャリオ、ルディ、また、彼女の両親からあらかじめ同行を頼まれていたキアの幼なじみ三人組の旅が幕を開けた。
