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■これまでの人生
 ある事情により生まれつき強い魔力を持っているが、強力すぎる力を小さなリコットは操りきれず、幼少期は周囲の子供を傷つけてしまったり、魔法学校生になってからも実践では力を暴走させてしまったりして孤立してしまっていた。
誕生~幼少期(5歳頃まで)は首都フォワイエに父と祖父母と四人で住んでいたが、前述のようなことがあったために居づらい状況に追い込まれる。母親がいないこと、自分を信じられないこと、周囲のまなざしがリコットにとっては非常に大きな重荷となり、感情表現に乏しく臆病で引っ込み思案な少年に育ってしまった。そんな中、彼の力をなんとかコントロールできるようになればと、父がオルトゥスの魔法学校への入学をすすめる。そしてリコット自身が魔法学校への入学を決意したのをきっかけに、祖父母と別れ親子はオルトゥスへは引っ越した。母・妻がいない苦労と寂しさを埋めようと互いに支え合って過ごした。(そのためリコットは家事や炊事が得意になった)

 

 しかしオルトゥスへ引っ越し魔法学校へ入学してもリコットの性格はすぐに変わるものでもなく、友人はできにくかった。学校では、魔法が得意な生徒が多い中でリコットは魔力をうまくコントロールできないため、実践の場面でその様子を見ていた心ない生徒たちにからかわれることもしばしばあった。そんな中彼の事情を聞き、入学後の状態を目にした校長レジーナは親子に非常に親身に接し、ある日リコットにお守りをプレゼントした。このお守りはマナを封じ込める特別な御符が入ったものだったが、リコットの魔力はその御符の力でさえも封じきれないものだった。しかしレジーナはそれも計算済みで、実際は力そのものを失わせるのではなく、少しずつコントロールできるよう感覚を鍛えさせようと考えて渡したのだった。現在ではその作戦が功を奏したこととリコット自身がお守りの効果を信じたことから幼少期ほど無闇に人を傷つけてしまうことはなくなり、周囲からのからかいも時々程度まで収まった(これはイアルとの関係もあるようだが)。それでもリコットの心の傷がまだ癒えていないこと、未だコントロールが不完全なことは父もレジーナもわかっており、今後の方針を考えていたところに、シャリオ一行との出会いがあった。
 「誰かを傷つけてしまう」「嫌われる」という恐怖からなるべく家から出ない一人遊びをして過ごしてきたリコットが唯一ずっと続けている趣味である絵は、リコットの楽しみや心の支えである他にイアル(や後輩)と彼を結びつけるきっかけにもなった。イアルのことは恐れつつも(イアル自身が怖いのと傷つけてしまうのではという恐怖による)自分のことを何かと気にかけてくれることには感謝しており、リコットにとっては特別な存在となっている。

■現在
 校長レジーナと特別講師として一時的にオルトゥスへ赴いていたフロレンツは、リコットの現状を改善していくための今後の方針を話し合っていた。そこへ星の子一行が到着、リコットにフルモスティアの血が流れていることを見抜いていたフロレンツは彼を守護者に推薦した。直後クレアリッツの襲撃。初めは怯え拒否していたリコットだったが、シャリオの言葉を聞き、レジーナやフロレンツらにも背中を押され、守護者となることを受け入れた。

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